2019年6月15日のに放送される「世界法廷ミステリー11【悪魔のアリバイ】」で、2003年にアメリカのテキサス州で起きたセレブ一家銃撃事件について取り上げられます。
事件内容は、テキサス州に住むウィタカー4人家族が銃撃され、母親と次男が亡くなり、父親と長男も重傷を負います。
金目当ての強盗だと思われたこの事件は、思いがけない結末をむかえます。
なんと、家族を銃撃した犯人・黒幕は兄である
「バート・ウィタカー」
だったのです。
なぜ、彼が家族を銃撃したのか、目的や事件の詳細などが気になります。
そこでこの記事では
「2003年に起きたセレブ一家銃撃事件の詳細について」
「逮捕された兄であるバート・ウィタカーの生い立ちなど」
「逮捕された兄であるバート・ウィタカーの現在など」
について紹介したいと思います。
この記事の目次
【世界法廷ミステリー11】2003年アメリカ・テキサス州で起きたセレブ家族(一家)銃撃事件とは
事件は2003年12月10日にアメリカテキサス州のシュガーランドで起きました。
事件に巻き込まれたのはウィタカー家族。
家族構成は
- 父のケント・ウィタカー(当時56歳)
- 母のパトリシア(当時51歳)
- 長男のバート(当時23歳)
- 次男のケビン(当時19歳)
の4人。
この日は兄であるバートの大学の最終試験が終わって大学の卒業祝いを兼ねて、4人揃ってディナーに行っていたようです。
両親はバートに高級腕時計をプレゼントして、家族で写真を撮ったり、会話をしたりして、ディナーを楽しんだようです。
そして、ウィタカー家族が家に帰ると事件が起こります。
ウィタカー家は何者かのによって銃撃されます。
近所に住む第一発見者によると
ケントはリビングで血だらけで倒れており、パトリシアも息をするのが精一杯だったようです。
バートは肩を撃たれて横たわり、ケビンはすでに息絶えていたたようです。
その後ケントとパトリシア、バートの3人が病院に運ばれますが、パトリシアは病院で亡くなってしまったようです。
現場検証で分かった奇妙な点
その後、警察による現場検証が行われるのですが奇妙な点がいくつも見つかります。
家の中の高価なものや金品は盗まれた形跡もなく、ドレッサーなどの引き出しがどれも同じ長さで引き出されていたようです。
さらに、犯人が使用した銃はウィタカー一家が所有していたものだったようです。
その銃は家族でない限り知らないように場所に置かれていたため、まるで犯人があらかじめその場所を知っていたのではないかという疑惑が出てきます。
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事件から7カ月後にバートが失踪
その後、捜査が進まない中で事件から7ヶ月が経ったある夜にバートが失踪します。
バートはケントに「ナイトクラブへ行く」と言ってそのまま失踪したようです。
バートが向かったのは、テキサスの国境から40マイル(64km)の場所にあるメキシコのセラルヴォという町。
そして、バートは家から持ち出した7,000ドル(当時の日本円で約770,000円)の金を元に新たな生活をスタートさせます。
バートはシンディ・ルー・サリナスという女性と教会で出会い、サリナスの父が経営している小さい家具店で働き始めます。
サリナス家もバートはのことを受け入れるのです。
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バートの親友「クリス・ブラッシャーとスティーヴン・シャンペーン」の存在
バートの失踪により捜査がが混乱する中で、警察はバートの親友に接触を図ります。
警察が接触したバートの親友は
「クリス・ブラッシャー」と
「スティーヴン・シャンペーン」
です。
2人は事件が起こる数か月前にカントリークラブで働いており、クリスはバートの大学のルームメイトでもあったようです。
警察がサンプル目的で2人の血液を採取すると、決定的な証拠を掴みます。
クリスの血液のにおいが、ウィタカー家の引きだしと銃に残ったにおいと同じであると判明します。
その後、警察はあらゆる証拠を突き出すとスティーヴンが事件に関与したことを自白します。
クリスがウィタカーー家を銃で撃ち、スティーヴンが逃走のドライバー役を務めたようです。
バートがついに逮捕される
事件から約2年が経った2005年9月にクリスとスティーヴンは殺人容疑で逮捕されます。
さらに警察はバード逮捕のために懸賞金を提示します。
そして、バートも同じくメキシコで逮捕されます。
逮捕された時、バートはサリナスとは婚約もしていたようです。
突如起きた、テキサス州のセレブ一家殺人事件は思いもがけない事件で
逮捕された兄であるバート・の生い立ちなど
バートが生まれ育ったウィタカー家は、何世代も続く建築会社経営で地元で有名な一家でもあったようです。
幼い頃、バートは弟のケビンの面倒を見るしっかり者だったようです。
両親にとってバートとケビンは自慢の兄弟だったみたいで、親からの期待も
ところが、バートが中学に進むと歯車が狂い始めます。
バートは小学生まではトップの成績だったのですが、中学に入ると成績が落ち始めます。
そして、両親の期待に限界が達したバートは成績表の偽装を行います。
バートは成績を偽ることで優秀な息子を演じて、試験のカンニングや友人のクラスメイトの物を盗むようにもなります。
高校を卒業すると、バートは実家を離れてサム・ヒューストン大学に通います。
しかし、バートの成績では大学の授業についていけなかったようで。
両親から授業料として送っていたお金は、遊びに使ってしまったようです。
大学でも偽造成績表を送り続け、バートは家族にウソをつかないと生きていけなくなります。
その結界、バートは家族を殺害する計画を思いつきます。
また、この計画は2003年の事件が初めてではなかったみたいです。
バートは過去に何度か同じ計画を考えていたのですが、いずれも未遂に終わっていたようです。
バート・ウィタカーの現在は?死刑執行?
(画像引用:https://www.afpbb.com/)
逮捕されたバートはアメリカに強制送還されて、裁判により2007年に死刑判決が下されます。
そして、事件から15年後が経った2018年2月22日にバートの死刑が執行されます。
死刑内容は薬物注射によるものでした。
ところが、死刑直前になって父であるケントの願いにより死刑執行が中止になったのです。
ケントは判決が下る前からも死刑回避に努めていたようです。
刑の執行は州知事に委ねられているそうです。
テキサス州の知事は死刑執行により最後の近親者を処刑すれば、父親が再び犠牲者になると考えて中止したそうです。
死刑執行が中止になったことについてバートは以下のように語っています。
「私のためではなく、父のためであるこの決定に感謝している」
「私はどんな罰を受けてもおかしくなく、またこれからも受けることになるだろう」
「私は自分の犯した罪によってあらゆる罰に値するが、父は何も悪いことをしていない。
今日、刑事司法制度は父の味方をし、そして私は自分の責任を果たすために精一杯努力していく」
(引用:https://www.afpbb.com/)
【世界法廷ミステリー11】2003年アメリカ・テキサス州で起きたセレブ家族(一家)銃撃事件を見たみんなの反応
親父はええ人なんだよな… #世界法廷ミステリー
— しおよし (@yosi2060) 2019年6月15日
こういうのって親は悪くないように書かれるけど、本当は描かれてない所で息子が闇を抱えるような何かがあったはずなんだよね。綺麗事みたいな描き方しかテレビはしないから嫌い
#世界法廷ミステリー— ぐらたん (@guraguratans) 2019年6月15日
親だって、完全無欠なわけじゃないから子育てで間違える事だってあるよね。でも、大人になってからの行動は親じゃなくて本人の責任だよ。#世界法廷ミステリー
— ミズ (@21MIZU10) 2019年6月15日
バートだけが悪いようには思えないけどね。
殺人という手段は間違ってるけど、両親は理想を押し付け、精神科医や陪審員は凶悪な犯罪者と決めつけ、結局誰もバートを見てなかったように見える。
VTRだけ見るとね。
— 餡掛け君 (@ViolentLast) 2019年6月15日
#世界法廷ミステリー
結局はサイコパス息子がオヤジを洗脳して死刑を免れたってことよ。— 風見鶏 (@9jYIVW4XnSb15jh) 2019年6月15日
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